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関西電力が後世に伝える黒部川の産業遺産

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企業ミュージアムは、「ミュージアム」というアカデミックな領域と「企業」というビジネス領域の両方にまたがるバッファーゾーンにある。そして運営を担う企業の広報、ブランディング、宣伝、人事などと多様に連携する組織である。本連載では、企業が手掛けるさまざまなミュージアムをPRのプロフェッショナルが紹介し、その役割や機能、可能性について考察したい。

富山県の黒部川水系の発電施設群は、国際記念物遺跡会議(イコモス)によって「日本の20世紀遺産20選」に選ばれた産業遺産である。その重要度は、20選中、「上野恩賜公園と文化施設群」「国立代々木屋内総合競技場」「立山砂防施設群」に続いて4番目とされている。そうした歴史的、学術的価値を伝えるのが関西電力によって運営されている黒部川電気記念館である。本稿では、近畿経済の発展を電力でささえてきた関西電力が、人類の産業遺産として注目を集める発電施設の歴史と意義を後世に伝えるため、どのような取り組みを行っているのかを探っていく。

取材と文:粟飯原広基(電通PRコンサルティング)

関西電力が運営する黒部川電気記念館。北陸新幹線の黒部宇奈月(うなづき)温泉駅から、富山地方鉄道の新黒部駅で乗り換え20分ほどもすると北アルプスの山々に囲まれる。列車が黒部川に沿って少しずつ上って行くと終着駅の宇奈月温泉に到着する。1分ほど歩くと黒部

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