アート・市民・行政の対話。ミュンスター彫刻プロジェクトに学ぶ、地域とアートの関係
こんにちは。アートに関するプロジェクト「美術回路」を担当している電通の東成樹です。美術回路は社内外横断組織で、メンバーにはコレクターや研究者、さらにアーティストもいます。2017年3月7日には「アートで仕事をつくる」をテーマに講演会を開催し、社内外から200人が参加しました。
業種や職種に関わらず大勢が参加し、アートへの関心の高さがうかがえた
日本のアート・マーケットはもっと大きくなる余地があります。私たちのミッションは、アートにまつわるさまざまな人々をつないで、「回路」をつくること。日本の作品が国内外から批評され、価値が上がって美術館やコレクターの手に渡っていく、という循環を生み出すことで、アートの価値を上げていくお手伝いをしたいと考えています。
お問い合わせ:美術回路 kairo@dentsu.co.jp
2017年は、10年に1度の芸術祭の年でした。2年に1度のベネチアビエンナーレ(イタリア)、5年に1度のドクメンタ(ドイツ)、そして10年に1度のミュンスター彫刻プロジェクト(ドイツ)が重なっていました。
日本でも地域芸術祭が盛んで、歴史ある世界の芸術祭から学べることはたくさんあります。そこで私はプレスとしてミュンスター彫刻プロジェクトとドクメンタを2回ずつ訪れ、地域の可能性を生かした芸
コメント