MOTと聞いて「何の役にも立たない」と思われる方は多い。MBAも古くなった。旧態依然のMOTは、既に存在している自社の技術を、どのように延命させていくかに重きが置かれていた。技術が有する機能が、世界の進化によって生じる相対的に退化していく分を、マーケティングで補う思考であったことは否めない。自社技術を変化させないことで、設備投資を最小限に保ち、注文の獲得に注力する守りの思考である。隣諸国から優れたものづくり提案が多数あり、我が国の中小企業が倒産していく事が問題となっている。特に、承継されるべき技術が失われていくことは国のものづくり力の低下を意味するので大問題である。しかしながら、代替が隣諸国にあるとしたらどうだろう。展示会において我が国発のブースが激減し、更にそのブースには良品廉価、短納期!が御旗となっている現状に目を伏せたくなる。未来における技術をイメージすることなく、過去の技術にしがみつき、未来に挑戦しない社にとって、MOTなど理解不能である。理解できないことと役に立たないことを混同する思考にある限り、どんな新規技術を提案出来る立場になったとしても、正当な対価を要求できない状況で終わる。そうならないためのMOTである。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
スポンサーリンク
MOTは進化していますよ
最近の投稿
- 今は海外旅行より国内旅行を勧めたい2つの理由
- 呉座勇一さんとの新刊の「おわりに」を公開します。
- 大林ミカさんと私
- 日本企業から「職場の問題」が消えない根本原因 真の解決がほしいなら組織論より戦略論に学べ | 企業経営・会計・制度 | 東洋経済オンライン
- ベトナム戦争の人間模様(古森 義久)
- 「結論ファースト」は正しいのか?
- 自民「全敗」でも岸田首相"会期末解散"を狙う事情 「絶体絶命のピンチ」に追い込まれつつあるが… | 国内政治 | 東洋経済オンライン
- 止まらぬ円安の「1200兆円の借金よりヤバい」現実 小手先の日銀介入では隠せない「本当のリスク」 | 国内経済 | 東洋経済オンライン
- 「ちゅ~る不買運動」へと飛び火?いなば食品が一刻も早く始めるべき危機管理対策のポイント – 元文春編集長が「今」語りたいこと
- 個人に頼らず組織の目標を達成する法 – バックナンバー
コメント