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知識創造理論からみたシステマティックなイノベーション経営へのアプローチ

筆者はビジネススクールで知識創造理論やデザイン思考などのカリキュラムを教えるかたわら、イノベーション経営のためのマネジメントシステムを普及する実践活動を行なっています。その際によく問われるのは、企業が現在抱える様々なイノベーションの課題の解決のために、マネジメントシステムという考えがどのように貢献できるのか(つまり役立つのか)ということです。よく誤解されるのですが、イノベーションのためのマネジメントシステム(注)とは、個々のイノベーション活動(プロジェクト)を何らかの枠組みや定型的なステップに押し込めてしまうことではないのです。むしろその真逆です。イノベーション活動は創造的で試行錯誤の連続であり、効率を求めて成熟した既存事業内で行われるオペレーションとは異なる取組みとなるため「異分子」として排除されるのを避けられません。イノベーション活動には必然的にそうした脆弱性がつきまといます。その脆弱性を受容しつつ、中長期的な価値を実現するには、経営能力や制度を充実させる必要があります。近年では、それを無手勝流ではなく効果的に行うためのガイドやツールが整備されてきています。ただし、筆者は、こうしたツールを、イノベーション活動をうまくやるための単なる手段として捉えてはいません。これらのシステムの本来の目的は、知識経済あるいはイノベーション経済における知識創造企業(経営・組織)への追求と実現にあり

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