原作160万部超『かがみの孤城』はいったい「何が凄いのか」…十代に支持され続けるワケ

2017年に刊行され、2018年に本屋大賞を受賞し、累計発行部数160万部を超える辻村深月の小説『かがみの孤城』が原恵一監督の手によりアニメーション映画化され、2022年12月23日に公開された。不登校の中学1年生こころが、自室にある鏡の中に引き込まれ、同じく鏡の向こう側の世界にある城に召喚された同年代の6人とともに、どんな願いも叶えてくれる「鍵」を城の中で探しながら3月30日までの約1年間を過ごし、互いの過去や秘密を知っていくヒューマンドラマである。刊行から5年経った今でも根強い人気を誇り、2022年の学校読書調査でも高2男子、中3～高3女子の「今の学年になってから読んだ本」上位に入っている。なぜこの作品は十代に支持され続けているのか。内容面から考えてみよう。
Source: 現代ビジネス

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