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北海道富良野市、深夜アニメ『邪神ちゃんX』コラボで物議 アニメの「臓器売買ネタ」は不謹慎?

起業ニュース総合
市のサイトでもPRされていたが……(C)ユキヲ・COMICメテオ/邪神ちゃんドロップキックX製作委員会
アニメと自治体のコラボが、また物議を醸した。今回話題になったのは、北海道富良野市とテレビアニメ『邪神ちゃんドロップキックX DROPKICK ON MY DEVIL!!! X』(以下『邪神ちゃんX』)のコラボ。ふるさと納税で費用を募って制作された第9話(8月放映)について、地元・富良野市議会の決算審査特別委員会が「アニメの内容が不適切だった」と異論を唱え、市の一般会計決算を不認定としたのだ。
委員会で決算が不認定になっても、アニメ制作会社への支払いに影響はない。ただ、このニュースは北海道新聞が報じたことで、全国にも知られるようになった。

「争点となったのは、アニメの制作委託料3300万円。討論で佐藤秀靖氏は「邪神ちゃんに借金があるため臓器売買を提案するなど社会通念上許されない行為が多くあり、富良野のイメージを落としかねない」と主張。一方、認定の意を示すため起立したある委員は「あくまでアニメの中の話。一部分だけを切り取って議論するのはよくない」とした。
北猛俊市長は取材に対し、「不認定は非常に残念な結果。表現の自由に介入して指摘するのは遺憾だ。委員会などで出たさまざまな意見については今後の参考にしたい」と答えた。」
(『北海道新聞』2022年11月16日付電子版)
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