海外をアテにしない日本の経済発展を!
日本のGDPについては昨日のnoteでも少し触れましたが、今朝の朝刊の社説でも説明されていたので、改めて目を通してみました。2022年7〜9月期のGDP(国内総生産)は、実質として前期比1.2%減。季節調整済年率換算なので実質です。4四半期ぶりのマイナス成長で、「マイナスか〜」みたいなマイナスイメージですが、社説によると、数字が示すほど内容が悪いわけではないようです。個人消費は0.3%増と伸びました。これはコロナ第7波の中で政府による行動制限が無かったことが影響しているようです。設備投資も1.5%増とこちらも伸びています。内需の底堅さが投資する気運を高めたといえるでしょう。それでもマイナス成長だったのは『最大の要因は輸出の増加を上回って輸入が増え、GDPに対する外需寄与度がマイナスになったためだ』という一時的な要因が輸入を押し上げたとあります。今後は欧米や中国の景気減速がかなりの確率で起こると言われています。世界をあてにするのではなく、目指すは内需拡大。いくら消費が伸びようとも、輸入に対する消費では、国民の所得は増えず、海外に所得が逃げる事になります。また物価上昇しようとも、それが景気回復によるものではなく、コストプッシュ型インフレ、つまり資源高による物価上昇では、景気回復はますます遠のくでしょう。つまり理想とするだけの賃上げは実現しません。内需拡大による物価上昇に賃上げが追いかけ
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