先日、「マリーアントワネットは本当に処罰されるべきだったのか?」というテーマでブログを書きました。今回はその続きです。chikirin.hatenablog.com
フランス革命のときも、ロシア革命のときも、王族はみな処刑(死刑に)されてしまいました。そんな昔じゃなくても、アラブの春の国など含め、絶対権力を失ったとたんに処刑されてしまう国家元首はたくさんいます。北朝鮮や中国のトップが体制崩壊を極端に恐れるのも、それがすなわち「自分が処刑されること」と同義だからでしょう。こうしたことから「革命時にそれまで絶対的な権限を振るった国家元首は、その体制が瓦解したとき、死刑になるのは当然である」と言う人もいます。が、日本人なら「かならずしも当たり前じゃなかった」ことを知ってますよね。まさかそれを知らないほど、自国の歴史に無知な人はいないはず。★★★と、ここまで書けばわかるでしょう。それまで「神」として日本のトップに君臨していた日本の天皇は、敗戦後も処刑されていません。「マリーアントワネットなんて死刑が当然だ!」「それが革命なのだ!」と言っている人は、昭和天皇も死刑になるべきだったと考えているのかもしれません。けれど昭和天皇には「別の選択肢」が与えられました。「神ではない」と神話的崇拝を否定し、国民に寄り添い、敗戦後の国の混乱を収めることに生涯を捧げるという選択肢です。もちろん、天皇の戦争責任
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処刑を免れた元首 その1
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