【1万字公開】家族と「ファミリー」の違いとは? 青木真也『距離思考 曖昧な関係で生きる方法』
コロナウイルス感染症の影響で、人との関わり方について改めて考えた人も多いのではないでしょうか。総合格闘家・青木真也さんの新刊『距離思考 曖昧な関係で生きる方法』では、時代が激変するなか、会社や家族、恋人などの人間関係の常識もアップデートしていきたいとつづられています。青木さん自身、周りの人と距離を取り、必要なときにつながれる“ファミリー”という関係を作ることで、自分らしく自由に生きられるようになったと言います。「人とのつながりはもっと曖昧でいい」と話す青木さん。今回は、特別に新しい人間関係の在り方についてつづった部分を抜粋してお届けします!「これからの時代は“ファミリー”が必要だ」青木真也が実践する新しい人間関係のあり方「こうあるべき」の枠組みはしんどい。“ファミリー”が必要だと感じたきっかけ家族とはこうあるべきだーー。家族と一緒に暮らしていたとき、僕は自分の中に刷り込まれたそんな考え方にうんざりしていた。同じように感じている人は案外多いんじゃないか。 家庭生活を円満に維持するには、結婚して夫婦になって、共に暮らすことが当たり前だとされる。いや、当たり前というよりも、少なくともそんなふうに思い込まされる。でも、その在り方が本当の意味で僕たちを幸せにしているのだろうか。僕は義理の母や妻の親族との折り合いがとても悪かった。中でも義母とはとくに上手く関係を築けなかった。その理由
コメント