ドイツの社会民主党(SPD)のアンドレア・ナーレス党首が2日、党首と連邦議会(下院)の会派代表ポストから辞意を表明したことで、SPD指導部は混乱に陥っているが、SPDと連立政権を組む「キリスト教民主・社会同盟」(CDU/CSU)内でも当惑の声が聞かれるなど、第4次メルケル政権の土台は大きく揺れだしてきた。
党首の辞任を表明したアンドレア・ナーレス党首(2019年6月2日、SPD公式サイトから)
ナーレス党首(48)は党員宛ての書簡の中で、「党の刷新を実行するために努力してきたが、それを支えてくれる党内の支持が欠けていることが明らかになった」と辞任理由を説明した。同党首は2018年4月、シュルツ党首(当時)の後任として歩んできたが、党の低迷を止めることはできず、SPDは昨年10月14日のバイエルン州議会選では第5党となり、極右党「ドイツのための選択肢」(AfD)の後塵を拝したばかりだ。
先月26日に実施された欧州議会選では社民党は15・8%と前回(2014年)比で11・5%減と大幅に得票率を失う一方、同日に行われた独北部ブレーメン州議会選でも戦後からキープしてきた第1党の地位をCDUに奪われるなど、散々な結果で終わったばかりだ。ナーレス党首の辞任はその責任を取っての引責辞任である。
メルケル首相は2日、ナーレス党首の辞意表明に対し、「自分はナーレス党首の活動を評価してきた。党首の人事
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メルケル氏の政界引退早まるか
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