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金融におけるフィデューシャリー・デューティーの長く深い射程

経済ニュース

金融機関同士が熾烈な競争を展開しても、全金融機関の事業の総量自体は少しも増えず、一方で費用が増加し、他方で金利が確実に下がるので、単に金融機関の利益が圧縮されるだけである。しかも、より深刻な弊害は、新規営業に多くの時間と活動量を振り向けることで、既存の顧客に費やす時間と活動量を削減させ、サービスの質の低下を招くことである。
今、発想の転換が必要である。もはや、新規に開墾すべき畑はない。しかし、既存の畑を深く耕せば、収穫を拡大できる。要は、量から質への転換、即ち徹底した既存顧客への密着が必要なのである。
例えば、法人融資において、顧客密着は、情報の対称性による債権管理の高度化を通じて、潜在リスクを低下させ、また、事業性評価に基づいた顧客の真のニーズに適うことを通じて、採算性を向上させるのである。そして、顧客企業の経営の質を高め、成長を支援できれば、最終的には、顧客の成長とともに、融資額も成長していくことが期待されるわけである。
また、生命保険において、国内市場の成熟と飽和が明らかななかで、銀行等の新チャネルを通じて、新しい顧客に対して、保険的要素の希薄な外貨建て等の貯蓄性保険を販売しようとすることは、保険経営の本質からの逸脱とも考えられる。むしろ、生命保険固有の事業領域として、誕生から死亡までの超長期の顧客密着により、ライフサイクルの推移に応じて適切な商品とサービスを顧客の視点で提

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