北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏(故金正日総書記と故成蕙琳夫人の間の長男)が2017年2月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で2人の女性から猛毒の神経剤「VX」が塗られたハンカチを被され、暗殺された事件から2年目を迎えた。そこで事件を振り返りながら、事件後の朝鮮半島の現状について考えた。
「金正男暗殺事件」が明らかにした北朝鮮の化学兵器の恐ろしさ(北朝鮮の化学工場の機材=ヤン・ガヨフスキー氏提供)
「金正男暗殺事件」に関与した4人の北工作員は事件直後、帰国したが、5人の北容疑者の名前と顔は明らかになった。1人の北容疑者が逮捕され、駐マレーシア北朝鮮大使館外交官の関与も暴露された。事件の実行犯、2人の異国女性が逮捕され、裁判で公判が始まった。暗殺計画を立案したのは北の対外工作機関「偵察総局」と見てほぼ間違いない。金ファミリー関係者の暗殺は金正恩委員長の承諾がなくては不可能だから、異母兄殺しの最終的責任は金正恩氏にあることは明らかだ。
北朝鮮は事件前の2月12日、国連安保理決議に反して中距離弾道ミサイル「北極星2」を発射した。その1日後、マレーシアで異母兄・金正男氏が暗殺された。金正恩氏は国際社会の批判を無視し、やりたい放題の蛮行を繰り返していたわけだ。
北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は同月23日、正男氏暗殺事件を初めて報じたが、「わが共和国公民が飛行機搭乗
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「金正男暗殺事件」から2年が過ぎて
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