日本政府は国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を決定しました。同委員会に於ける捕鯨の考え方について日本側と全くそぐわないことからこれ以上、この団体に所属していてもしようがないという結論に達したようです。本件、皆様、それぞれに思うことがあるでしょう。議論百出だと思います。
Australia has expressed “extreme” disappointment at Japan’s return to commercial whaling. https://t.co/kxrdrmgb96 pic.twitter.com/oSm7YQscTg
— The West Australian (@westaustralian) 2018年12月26日
まずはいきさつ等について簡単に触れておきます。
国際捕鯨員会はクジラ資源の管理を目的に1948年に主要捕鯨国15カ国で設立されました。当初は南極での捕獲高規制以外は何もなかったのですが、1960年以降、一部の捕鯨国が反捕鯨化に転換します。理由は採算が合わないこと、動物愛護、環境保護などで英米、オランダ、オーストラリアがその先陣となっています。その後、70年代に入ると捕鯨国と反捕鯨国の対立が激化、反捕鯨国の多数化工作で1982年に捕鯨モラトリアムが可決されます。これにより商業捕鯨禁止の道筋ができ、IW
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国際捕鯨委員会からの脱退に思うこと
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