飲食業界は、わずかの利益を積み上げることがビジネス成功の法則とされている。この考え方は当然、労務コストにも向けられており、気が付くと、法に触れる行為をしてしまっているケースは枚挙にいとまがない。今回は、『外食ビジネス 人材活用15のポイント』(同友館)を紹介したい。著者は人材のスペシャリストとして活動する中武篤史さん。
外国人も貴重な戦力になる
会社が保険料を払う必要がなく、コストパフォーマンスが高いパートタイマー、イコールが学生である。しかし、少子化の波は大きく、学生そのものの数が減っていて、今や学生アルバイトは採用にずらい状況。果たしてどうすべきか?
「このように労働人口が不足している現在、それなら、いったいどこに労働力を求めたらよいでしょうか。現在の人口減少社会から脱却できない限り、今もっとも活用すべきなのは、時間にたっぷり余裕がある高齢者か、急増中の外国人と言えます。会社としては、このどちらかの雇用を検討する必要がありそうです。」(中武さん)
「特に、最近コンビニや飲食業などで、よく外国人のパートタイマーを見かけるようになっていますが、外国人を採用する場合には、いろいろと細かいルールがありますから、事前にしっかりと調べておくことが大切です。とりわけ“在留資格”、”在留期限”を必ず確認し雇用することが可能な資格(留学生、ワーキングホリデーほ
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