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硫黄島で死んだ祖父を終戦日に想う

経済ニュース
終戦記念日。
毎年思うのは、祖父のことだ。
僕の祖父の高橋金蔵は埼玉県の豪奢な造り酒屋の三男だった。20代前半で戦地に赴き、硫黄島でその他2万人の方々と同様の最期を遂げた。
金蔵からの手紙が、実家に何枚か残っている。その手紙のほとんどに、まだ小さな息子(後の僕の父親)を思いやる言葉が並んでいた。

「章喜(息子)のことが心配でならない」
「章喜(息子)に何か間違いでも起きたかと」
自分が戦地にいて、いつ死ぬか分からないのに、子どものことを心配する祖父の気持ち。
僕も父親になって、その気持ちが痛いほど分かるようになった。
***
なぜ祖父は死なねばならなかったのか。祖父を殺したものは、何だったのか。
僕が歴史オタクになったきっかけの1つだった。
あまりにも非合理な意思決定の末の開戦。
国家ぐるみの認知バイアスと、データに基づかない精神論、多様な意見の存在が許されない言論環境、商業メディアの暴走等、いくつもの要因が複雑に絡まり合っていたことが、大学時代に組織論や戦略論のゼミで学んで分かったことだった。
さらに愕然としたのは、この国家の集団自殺へと向かわせた非戦略性は、あれから70年が経っても、いまだに我々の社会に巣食っていることだった。
少子高齢化で社会が衰退傾向になることは、30年以上前に分かっていたにも関わらず、いまだに子どもや子育てへの投資は先進国の中でも低い水準のまま。
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