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デトロイト荒廃の象徴だった駅ビル、自動運転で復活へ――フォードがミシガン・セントラル・ステーションを買収

この巨大なビルと操車場は長年、デトロイト衰退の象徴だった。しかしフォードがこの厄介物を買収することを決めた。ミシガン・セントラル・ステーションはデトロイト復活のシンボルに変身しようとしている。
セントラル・ステーションのビルの前で開かれたプレスイベントでフォードはこの歴史的建造物を買収する提案が受諾されたことを発表した。この買収により、デトロイトのコークタウン地区は自動運転テクノロジー開発チームの本拠となることが決まった。
今日のイベントでは、このビルを1995年から所有しているMoroun家を代表してMatthew Morounが「契約は完了した。施設にには新しい未来が確保された。セントラル・ステーションは未来を開くのにふさわしい次の所有者を得た。ミシガン・セントラル・ステーションはデトロイトの進歩と成功の輝かしいシンボルとなるだろう」と述べた。
建前とは違って、この買収は4ヶ月も前から内容が知れ渡っていた。フォードの自動運転チームが移転してくることは荒廃していたコークタウン地域に活気を取り戻す切り札と考えられている。この地区は繁栄を取り戻したデトロイトのダウンタウンの中心部に隣接しているにもかかわらず、これまで復活の恩恵にあずかっていなかった。アムトラックが施設を最後に使ったのは1988年で、以後所有者は何度も変わった。
この買収はデトロイトそのものを大きく変える可能性がある。

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