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デマ報道に振り回された側の感想

経済ニュース
昨日は朝から大学内は大騒ぎだった。『鳳凰科技』というネットメディアが、「李嘉誠が汕頭大学から撤退 基金会事務所が看板を下ろした」と題する記事を流したからだ。地元・潮汕出身の李嘉誠は基金会を通じ、同大に80億香港ドル近くを投じ、複数の付属病院を含めれば、故郷への支援は200億香港ドルにのぼる。もし、「撤退」が本当であれば、地元にとっては大変なニュースだ。
『鳳凰科技』は香港の大陸系メディア『鳳凰ニューメディア』が運営している。
記事の概要は、
李嘉誠は一貫して直接、大学の学部に資金援助をし、「資金は大学を通じて、各学部に配分する」という大学側の要求を拒んできた。大学は「学部が教授や教師を招き、また、学部の活動はまず大学の許可を得なければならない」との方針で学部の首根っこをつかみ、双方がこの問題で意見が一致しなかったため、李嘉誠は撤退することになった。
という簡単な記述だ。あとは6月末の汕頭大学卒業式で李嘉誠が行った記念スピーチの内容を、取ってつけたように付け足しただけである。全体で400字あまり。当事者である大学や李嘉誠基金会、李嘉誠本人からのコメントが一切なく、記事内容の重要性と著しくバランスを欠いている。だが、李嘉誠のネームバリューからたちまちネットで拡散し、大学関係者は各所からの問い合わせに忙殺された。私も知人たちからの質問攻めに遭った一人である。
私を含め新聞学部の教師たち

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