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憲法学者は、聖職者か?漫才師か?

経済ニュース

安倍首相の改憲構想を批判する石川氏(WEBRONZAより引用:編集部)

アゴラの池田信夫さんが、私とのビデオ番組の収録の後、「憲法学者は真理を政治的に決める『聖職者』」か、という記事を書いた。池田さんは、最近、「石川健治東大教授は『憲法の漫才師』」というブログ記事も書いている。
憲法学者は、聖職者のようでもあり、漫才師のようであるのだろうか。日本社会における「憲法学者」という存在の特殊な危うさが、こうした言い方に表現されているように思う。政治学者と比してだけでなく、民法学者やその他の法学者と比べても「憲法学者」は特殊である。より正確には、一部の憲法学者が特殊なのだが。
拙著『ほんとうの憲法』「はじめに」冒頭で引用した以下の長谷部恭男の言葉は、「法律家共同体のコンセンサス」を、「憲法で定められた裁判所の権威ある判断」といったものに置き換えると、全く異なる印象になる。ところが、長谷部教授は、憲法学者と、内閣法制局官僚を、「法律家共同体」の主要構成員として、提示した。
「法律の現実を形作っているのは法律家共同体のコンセンサスです。国民一般が法律の解釈をするわけにはいかないでしょう。素っ気ない言い方になりますが、国民には、法律家共同体のコンセンサスを受け入れるか受け入れないか、二者択一してもらうしかないのです」
中世キリスト教世界では、不変の聖書の解釈を教会が独占し、政治権力を

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