「オススメ」を頼むべきか?
以前、飯島勲氏の著書を読んでいたら「店のオススメは決して頼んではいけない。店側としては儲かるものをオススメにしているので、損をするだけだ」という趣旨のことが書かれていました(細かな違いはご容赦を)。塚崎公義氏の「経済暴論」にも、「お勧めはどれですかと聞いてはいけない」という項目があり、店側にとって利益率の高い商品を勧められる場合が多いと書かれています。
しかし、私の行動規範では、飲食店や居酒屋で「オススメ」があると、多くの場合それを注文します。
飯島・塚崎説と荘司説、はたしてどちらが正しいのでしょうか(笑)
ゲーム理論で、隣接する2つのガソリンスタンドの例がよく挙げられます。互いに客を奪い合うための値引き競争をしていると、双方ともに利益がでなくなってしまいます(場合によっては赤字になって潰れてしまうかもしれません)。
そこで、2つの店は相互に同じ金額(例えば120円)を掲示することにします(決して相談するのではなく「協調戦略」を双方が採用するのです)。すると、同じ条件であれば、客は半々になって大儲けはできないものの潰れる心配はなくなります。
もし、一方の店が裏切って110円にして全ての客を奪うようなことをすれば、他方は105円にして「しっぺ返し」をします。裏切った店が反省して「協調行動」に戻れば、「しっぺ返し」をした店も「協調行動」に戻るというものです。
この例のように、ライバル
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