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ロシア政情は今秋から一層緊迫か

経済ニュース
モスクワやサンクトペテルブルクなどロシア全土の145カ所以上の都市で12日、クレムリンの腐敗政治、縁故主義などに抗議する反プーチン(大統領)デモが行われた。シベリアのノヴォシビルスクでも同日、3000人がデモ集会に参加したという。12日は通称「ロシアの日」と呼ばれ、旧ソ連からの「独立記念日」的な祝日だった。
▲「ロシア民族賞」授賞式に臨むプーチン大統領(2017年6月12日、クレムリンの公式サイトから)
治安部隊は非認可集会としてデモ参加者に強硬姿勢で対応、多数を拘束し連行した。モスクワだけでも700人、サンクトペテルブルクでも500人以上が拘束されたという。
ロシアでは今年3月26日、2万人以上の国民、特に若者たちが反プーチンデモに参加して、クレムリンばかりか欧米諸国をも驚かせたばかりだ。今回のデモも3月デモと同様、反クレムリンの活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏が呼び掛けたものだ。
モスクワからの情報によると、同氏は同日午前、デモ会場に向かう前、モスクワの自宅で拘束された。ナバリヌイ氏のユリア夫人(Julia Nawalnaja)は、「アレクセイは自宅で逮捕された。デモは予定通り行われる。変更はないと伝えてほしいと述べた」というメッセージをツイッターで発信している。同氏は3月のデモでも拘束され、15日間拘留された。今回、非許可のデモ集会を開催した容疑で30日の身柄拘束が言い渡されて

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