こんにちは。香川健介です。
本日は、おすすめの本について記事を書いてみようと思います。
本日紹介するのは、次の本です。
日本経済 最後の戦略 債務と成長のジレンマを超えて [単行本]
田代 毅
日本経済新聞出版社
2017-05-20
結論から言うと、本書は経済・財政・金融などの政策担当者をはじめとして、世に広く読まれるべき本だと思います。
「日本の場合、経済成長と財政再建はトレードオフであり、両立は不可能である」と考える人が多い中、著者の田代氏は債務問題に関する深い洞察を武器に、この2つを両立できる道を探っていきます。
著者は、重要なのは成長と債務の両面に目配りをすることであり、成長と債務への対処の両立に可能な方策はすべて検討すべきだと主張します。
それはよく言われる経済成長や財政調整だけでなく、金融抑圧、資産課税、民営化などの政府資産売却、デフォルトや債務再編、インフレなど、普段あまり議論されない選択肢があることを提示します。
その上で、これらをどう組み合わせると最善の効果が出るのか、論理とファクトを元に丁寧に考察します。
ひとつの手段に拘る論者が多い中、このような著者の考え方は、とても建設的かつフェアなものだと私は感じました。
また、財政の拡張や引き締めの基準・スタンスが、現状だと場当たり的で整合性に欠けるので、政府は安定した需要管理を中長期的に行っていく
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『日本経済 最後の戦略』は財政と成長の両立を真摯に探る超良書
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