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安倍首相の憲法改正提言を世界史的視野で読む

経済ニュース
首相官邸サイトより(編集部)
安倍首相が「憲法の日」に読売新聞で行った発言を「第9条改正提言」というのは、見当外れである。
自衛隊はすでに何十年も存在するのであるから、第9条の第1項と第2項を残した上で現状を追認するかたちで第3項を加えても何も変わらない。集団的自衛権もすでに昨年の安保法制で立法化しているのだからなおさらだ。
憲法については、すでに公明党が護憲でも改憲でもない加憲というコンセプトを出して選択肢の一つとして定着している。
私も「日本の国と憲法 第三の選択」(同朋舎2000年)という本をかつて刊行して、もうひとつの前文で憲法典の一部となる「平成憲法宣言」を出した。そこで、明治憲法と現行憲法の位置づけを現代的に再定義し、あわせ、趣旨が不明確だったり実情に合わない部分の解釈と運用について定めてはどうかという提案をしているのだが、これも、「加憲」提案の一形態だと受け取られてきた。
それでは、「加憲」というのは普遍的な定義として何かといえば、現行憲法の合法性について日本国民が制定過程はともかく、現時点の問題として再確認し、また、根本的な変更は先送りにするが、不都合な点は現実的な整合性をとり、また、少し環境権とか教育の問題など新しいコンセプトも追加しようというものだ。
そこで問題になるのが何かと言えば、憲法第9条の第1項と第2項を修正するのかどうかということと、前文をどうするかと

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