少子化対策の財源をどうやって賄うのか?(写真ACより:編集部)
共有地の悲劇(コモンズの悲劇)という経済用語があります。
具体例として、
「共有地(コモンズ)である牧草地に複数の農民が牛を放牧する。農民は利益の最大化を求めてより多くの牛を放牧する。自身の所有地であれば、牛が牧草を食べ尽くさないように数を調整するが、共有地では、自身が牛を増やさないと他の農民が牛を増やしてしまい、自身の取り分が減ってしまうので、牛を無尽蔵に増やし続ける結果になる。こうして農民が共有地を自由に利用する限り、資源である牧草地は荒れ果て、結果としてすべての農民が被害を受けることになる」
というものです。
日本で少子高齢化が進んだ原因の一つを「共有地の悲劇」と考える説があります。
大昔から日本は大家族制をとっていました。三世代同居というのが一般的だったようです。
親は子供に「老後の面倒を見てくれることを」期待する代わりに、子供夫婦の子供たち(孫たち)の面倒を見ました。
つまり、一つの家という私的領域で介護と保育が役割分担として回っていたのです。
山林に例えれば、家という私有地の山林維持のために伐採(介護)だけでなく植林(子作りと子育て)も行って永続性が保たれていたのです。
ところが、社会福祉が整備されるようになると、子供に面倒を見てもらう必要がなくなります。
結婚して子供を育てるより「公的補助」を当てにして生
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少子化対策の財源は「タダ乗り」禁止で賄おう
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