FRBのイエレン議長は14日、上院銀行委員会における半期に一度の証言で、緩和措置の解除を待ち過ぎることは賢明ではないと指摘し、利上げを遅らせれば後手に回り、結果的に速いペースでの利上げを余儀なくされると指摘した。今後数か月に、どのようにバランスシートを縮小していくかについて協議することも明らかにした。ただし、政策金利を十分引き上げるのが先決で、バランスシートの縮小に取りかかるのはそれ以後だとの発言もあった。
フィッシャー副議長は16日、ブルームバーグテレビのインタビューで、この時期に想定していた状況と現状は一致している、つまりインフレ率が2%に近づき、労働市場は力強さを増し続けるという想定だと発言し、この二つが実現すれば、ほぼ想定していた通りの軌道に乗ることになるだろうと述べた。
ニューヨーク連銀のダドリー総裁は15日、米経済がトレンドを上回るペースで成長し続け、予想通りに財政政策が景気を刺激すれば、FRBは今後数か月に利上げするとの見通しを示した。
ここにきてFRBの中心人物の3人が相次いで金融政策について発言があった。3人ともに共通しているのは、インフレ率が2%に近づき、労働市場は力強さを増し続けるという想定通りの状況となりつつあるなか、利上げについては前向きの姿勢であるということである。
市場参加者にとって目先の問題となるのは、3月のFOMCでの利上げの可能性の有無である。2
スポンサーリンク
FRBの利上げとバランスシート縮小の行方
最近の投稿
- 「日本が世界に勝てるものを見つけた」植物工場で世界の名だたる企業から200億の資金調達を達成したOishii Farm 古賀大貴が使命を見つけられたワケ
- 【消費者の主要応募媒体】WEBキャンペーン事例30選
- 「モバイルSuica」と「モバイルPASMO」で障害–ログインなどしづらい状態
- 【第2部】世界を目指す食品メーカーのための国際展開ガイド【第6章】
- 変化にブレーキをかける許認可の連鎖:日本企業のリーダーシップと責任所在のジレンマ
- 「情け」はどこからきてどこへ往く
- This Week in AI: OpenAI considers allowing AI porn
- 好調な不動産企業決算を支えた背景とは? 企業風土異なる2社が六本木でタッグ
- 航空障害物照明市場2024 |サイズ、シェア、成長、トレンド-2031
- Garena is quietly making India-themed games even as Free Fire’s relaunch remains doubtful
コメント