中国側のチベットとインド側のシッキムを結ぶナトゥ峠が、44年ぶりに開放された。この出来事に象徴されるように、中国とインドは、かつての蜜月の関係へと急速に戻りつつある。しかも両国は、相手の長所を利用しながら、みずからの短所を補い、きわめて効果的に経済成長を推し進めている。日欧米の企業は次なる成長源を求めて、中国はもとより、インドにこぞって進出し始めているが、これら両国が生み出しているシナジーを活用するには至っていない。GEやマイクロソフトなどは、このシナジーの存在をいち早く理解し、この力をテコにしたビジネスモデルを構築している。中国とインドが生み出すシナジーをうまく利用できるかどうかが、これら2大市場のポテンシャルを引き出すカギであり、成長のブースターとなるだろう。
Source: ハーバード
中国とインド 2国間シナジーの力学 – バックナンバー
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