仲川顕太「わかる、伝わる、人を動かすシンプル資料作成術」
・本書は、法人企業の人材育成・組織開発の企画・設計・コンサルティングに従事し、MBA取得後は、事業責任者として、事業戦略策定/プロダクト開発をリードするかたわら、デジタル部門の経営メンバーとして中長期戦略策定/組織に携わる著者が、単なる資料作成の技術を伝えるだけでなく、ビジネスにおいて「人を動かす」ために必要な思考プロセスを、丁寧かつ具体的に解説した1冊。・資料を作る理由は、「人に早く効率的に動いてもらうため」。ビジネスにおいては、人を動かすことが不可欠だからだ。◇営業職としてお客様に自社の商品/サービスを買っていただく◇企画職として社内で企画を承認してもらう◇営業企画として社内の営業パーソンに動いてもらうなど、どのような仕事であっても、人に働きかけ動いてもらうことで新たな価値が生まれる。・「人を動かす」とは「ギャップを埋めること」である。動かしたい相手のスタート地点も、そのゴールもさまざまだ。・このスタート地点とゴール地点のギャップを埋めることが「人を動かす」ことの本質だ。・つまり、資料の役割は「相手のスタート地点と自分が相手に到達してもらいたいゴール地点との間にある距離を縮めて、ビジネス上の目標を達成すること」と定義できる。※「資料の本質」についても述べられているが、詳細は本書をお読みください。・資料作りで最も避けたいのは、「作成の途中でどの情報を追加するべきか、あるいは削除す
コメント