ITとインターネットが、世界じゅうの個人の力を引き出し、新しい世界を切り開いていくと信じるSF作家コリイ・ドクトロウ。彼は、小説のなかだけでなく、コピー・フリーのブログの編集人、大学での研究など、インターネットの可能性について追求してきた。彼は、ジョージ・オーウェルが『1984年』で描いたような危機が、インターネットにとって引き起こされることはないと言う。また、インターネットは人知を共有する手段であり、著作権によってコピーを制限したり禁止したりするのは、むしろ道徳に反する行為であると主張する。その一方、アマゾンの〈キンドル〉など、電子書籍が主流となるという予測には懐疑的で、そもそもコンピュータは人間の注意を散漫にさせるとも述べる。
Source: ハーバード
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