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競合やライバルと切磋琢磨しても何もいいことない

よく、ライバルの同業他社と比較して、うちのほうが優れているから大丈夫だというような会社があります。でもそれって本当に大丈夫でしょうか。それはビジネスや商売の、あるべき姿ではないと思うのです。お客さまの方をみないで、ライバルの競合ばかり見ている。これはあるべき姿、真理ではありません。同僚やライバル企業競争して切磋琢磨しても、成長するためには、一つもいいことはないのです。競争するべき相手は、ライバルではなく、今の激変する環境だから。これが最大の競争相手になる。激変する環境に対応できなかったら、滅亡するだけです。だって、何度も言っていることですが、真理の沿わないビジネスは、今はいいかもしれないですが、いずれ淘汰されていくのですから。たとえば印刷業。印刷物というのは、年々減っています。デジタル技術やITテクノロジーの進化で、印刷物が少なくなっているから。そういう環境ですから、印刷業界の市場規模は毎年減りつづけています。そんな業界の状況の中で、他社より価格を安くして、他社の仕事を獲ろうとかする会社がある。そういう会社が多くなると、印刷業の復活はとうていありえません。かといって、インターネット事業に活路を見出そうとして、webデザインとか、SNSコンサルとかしている印刷会社もありますけど、それだって、印刷屋が考える延長線上でしか考えないから、みんな同じことをやっている。個性も特徴もありません。

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