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FOMCメンバーに広がる「おぼろな先行き不安」

0.5%利下げはやはりサプライズ、しかし納得できる面も昨晩のFOMCでは0.5%利下げが決定された。利下げは4年半ぶり。最近のCPI上昇率が前年比2.53%まで低下、一般企業向け貸出金利が8%台という現状から、利下げの方向は誰も反対しない。むしろ業績が低迷し、財務力の弱い企業にとっては、地獄のような、とまでは言わないが、針のむしろに座らされたような厳しい環境。しかし多くの観察者が0.25%下げを予想していたのは、雇用が逼迫し、足元のGDPも堅調(アトランタ連銀の直近計測では2.9%)、株価は史上最高値という状態で大幅利下げを断行するのはいかがなものかという逡巡があったからである。段階的に利下げすることに異論はないが、雇用や株価に経済の悪化が確認できてから、粛々と利下げするスタンスの方が、オーソドックス(orthodox、正統的、一般的)である。脱線するがギリシャ正教、ロシア正教を英語で呼ぶ時、ロシアンオーソドックスなどと呼ぶ。つまり今回は非正統的、異例の決定だった。声明文には雇用の減速が明らかと強調され、パウエル議長をはじめ投票権者12人のうち11人が0.5%利下げに賛成したものの、それほど明確に雇用の「悪化」が確認されているわけではない。強いて言えば、業種別、地域別に企業ごとの好不況の差が鮮明になっており、一発大きな株価あるいは銀行パニックが起きた場合、いちどきに纏まった雇用調整

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