【三橋貴明】「人口増=経済成長」論者の認知的不協和
【近況】財政破綻論同様に、「間違いを認めない」人が多い傾向が強いのが、「人口増=経済成長」論です。「日本は人口が減っているのだから、経済成長しない!」というやつです。そもそも、経済成長とはGDPが増えることです。GDPは「生産=需要=所得」になります。生産年齢人口が毎年1%減っていたとしても、生産性が毎年5%増えていけば、GDPは確実に増えます。生産性とは「生産者一人当たりの生産量」という定義であるため、「人口が減っていたとしても、生産性が上昇すればGDPは増える」は、四則演算を知っていれば理解できるはずです。【人口減少国の経済成長率】http://mtdata.jp/data_92.html#population実際、二十一世紀に入って以降、人口が減っているにもかかわらず日本よりも経済成長率が高い国が十五カ国あります。ちなみに、十五カ国については故意に国名を付けていません。恐らく「人口増=経済成長」論者は、上図を見せられたとして、「いや、経済成長している国々は○○の事情があるはずだ。なぜ、国名を出さない!」と、三橋を否定にかかるでしょう。別に、ソースは明示しているのですから、自分で国名を調べればいいだけの話だと思うのですが。それ以前に、上図で「人口増=経済成長」を否定された際に、「そんなはずがない。自分は間違っていない。人口が減っているにもかかわらず、経済成長している国は、何らか
コメント