2800万リーチを記録した「ランダムマック」。若手クリエイターのX活用術とは?
ユーザーインサイトの宝庫であるX(Twitter)は、広告キャンペーンの構築にいまや欠かせない存在です。本連載では、Xのクリエイティブ戦略集団「Next」と電通が100件以上の広告キャンペーンの研究を重ねて編み出したCXプランニングのステップ「4X」を紹介しています(4Xの概要は、こちら)。
今回は、「ステップ1・eXplore」を取り上げます。「Xを使ってどのようにターゲットのインサイトを発見するか」について、マクドナルドの「ランダムマック」プロジェクトを手掛けた電通のクリエイターに、X社の中川百合氏が話を聞きました。
左から、小西慶氏、中川百合氏、八武崎凌平氏、辻健太郎氏、大淵玉美氏
「マック利用者は、メニューが固定化している」というインサイトを発見
中川:本日はよろしくお願いします。最初に、プロジェクトチームについて簡単に紹介をお願いします。
小西:クリエーティブディレクターの小西です。「ランダムマック」を企画したのは全員20代の若手チームです。今日の座談会は、チームメンバーの中から、アートディレクターの八武崎さん、コピーライターの辻さん、UIUXデザイナーの大淵さんが参加しています。「ランダムマック」は、2022年に行ったプロジェクトで、当時3人は入社1年目でした。
中川:Z世代のアイデアが形になったのですね。
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