20世紀には売り手と買い手との間に圧倒的な情報量の差があり、売り手は常に優位に立っていた。雇用主と従業員との関係も同様で、上司は多くの情報を握ることで権力を維持していた。ところがいまや、スマートフォンをちょっといじるだけでだれもが有用な情報を手に入れることができる。「情報の非対称性」は解消され、「情報」はその力を失った。そうした時代に、影響力はどうすれば発揮しうるか。権力によって人を動かすのではなく、新たなスキルが必要となる。2001年に『フリーエージェント社会の到来』によって個人へのパワーシフトをいち早く示唆し、以来、「すでに起こった未来」を発信し続けるビジョナリスト、ダニエル・ピンク氏に21世紀の影響力について聞いた。
Source: ハーバード
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