PRとソーシャル・イノベーション。「共創」こそが社会を変革していく時代に
パブリックリレーションズ(PR)の概念が変化し、その境界線があいまいになりつつあります。企業などの組織のPR担当者も、どこまでがPRの領域なのか迷うことが増えているのではないでしょうか?
本連載では、PRと「日本」「ジャーナリズム」「メディア」「マーケティング」「パブリックポリシー」と、多面的な視点から「PRの本質」を考察してきました。最終回となる今回のテーマは、「ソーシャル・イノベーション」です。
私たち電通PRコンサルティングでは、この言葉を
持続可能なよりよい社会を創り出すために、パラダイムシフトを実現する新たな社会価値や仕組みを生み出すこと
と定義しています。
PRとソーシャル・イノベーションは密接な関係にあります。本稿では電通PRコンサルティングの中川郁代が、ソーシャル・イノベーションの歴史をひもときつつ、解説します。
<目次>
▼「国や社会を変えられると思う?」──18歳意識調査で日本はまたしても最下位に
▼SDGs認知率は9割を超えている日本。必要なのは「アクション」のきっかけ
▼人々の意識を変えずして世の中は変わらない。中国とインドに見る意識・行動変革の原動力
▼そもそもソーシャル・イノベーションとは?「切手制度」が社会にもたらしたインパクト
▼180年前のソーシャル・
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