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漢方の伝統と革新を伝えるツムラ漢方記念館

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企業ミュージアムは、「ミュージアム」というアカデミックな領域と「企業」というビジネス領域の両方にまたがるバッファーゾーンにある。そして運営を担う企業の広報、ブランディング、宣伝、人事などと多様に連携する組織である。本連載では、企業が手掛けるさまざまなミュージアムをPRのプロフェッショナルが紹介し、その役割や機能、可能性について議論したい。

漢方薬は、自然界にある植物や鉱物などの生薬を組み合わせて作られた薬である。何千年という長い年月をかけて行われた治療の経験によってその効果が確かめられ、漢方処方として体系化されてきた。これら先人たちの功績を後世に伝承するために、また最新医学・薬学の科学的な解明によって発展を続ける漢方の情報発信拠点として、ツムラは企業ミュージアム「ツムラ漢方記念館」を運営している。「自然と健康を科学する」という経営理念の下、ツムラがこのミュージアムでどのようなことを伝えようとしているのか、本稿でご紹介したい。

取材と文:酒井美奈(電通PRコンサルティング)


ツムラ漢方記念館(写真提供:ツムラ)


東京から電車でおよそ1時間、茨城県の南部、阿見町(あみまち)。ツムラ茨城工場の敷地の中心にある2階建ての建物と、その裏手にある薬草見本園がツムラ漢方記念館だ。この記念館は医療関係者向けに、1998年に開館した。そして創業11

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