ジャパネットでは旅行事業のクルーズ販売が好調に推移している。アフターコロナの市況感だけでなく、参加ハードルを下げる取り組みも効果をあげているようだ。詳細を解説する
ジャパネットグループが展開する豪華客船で各地を巡るクルーズ旅行の販売が順調に伸びている。コロナ禍の影響から2020年以来、催行を休止しており、2023年は久々の販売再開となったが顧客の利便性に配慮したサービスやわかりやすい料金設定などが奏功。年間13回催行したクルーズ旅行はどれも盛況で合計参加者は同社では過去最高となる4万人を超えた。ジャパネットグループでクルーズを含む旅行事業を手掛けるジャパネットツーリズムの茨木智設社長にジャパネットクルーズの特徴や好調要因、今後の方向性について聞いた。
ジャパネットツーリズム 茨木智設社長
クルーズ好調の理由とは?
コロナ禍19年比で2倍の顧客が利用
――クルーズの販売が好調だ。
2023年は5月から11月にかけて13回の就航を実施して、4万人以上のお客さまに参加頂くことができた。コロナ禍の影響で催行自体、しばらく休止していたがコロナ前の2019年の参加者数は年間2万人程度だったため、2023年はその倍以上のお客さまに参加頂けた。
――一般社団法人日本外航客船協会が主催する旅行業界の健全な発展に寄与したクルーズ商品を表彰する「クルーズ・オブ・ザ・イヤー202
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