モハン・スブラマニアム『デジタル競争戦略――コンサンプション・エコシステムがつくる新たな競争優位』は、いわゆるIT企業やデジタル・プラットフォームを運営する企業ではないメーカーや小売りなどの従来型企業がいかにして製品から取得したデータを起点に競合に対する競争優位性を築くかを論じている。
非常におもしろいのは、ひとつの企業が単独で戦って勝つというイメージを捨て、APIを公開するなどしてサードパーティをデジタルでネットワーク化し、さまざまな企業が乗り入れる「コンサンプション・エコシステム」をつくり、顧客に新たな価値を提供するべし、と説いていることだ。そのさわりを紹介してみたい。
Source: 現代ビジネス
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