企業の中から新規事業をつくる際に最も重要なポイントは「適切な課題」の発見。適切な課題とは、①解決可能性ー自分たちであれば合理的コストで解決できる課題であること②対価性ー顧客から見て対価を支払うロジックが成立する課題であること(このロジックはシンプルであるほどよい)③適社性ー自分たちの会社の社会的ポジションやコンテキストにフィットした課題であること今の世の中、①と②がそろう課題はほとんど解決されている。そんな中でこの3つがそろう課題を見つけるのは至難の業であり、それを見つけるのは油田を見つけるようなものである。新規事業を創出するにあたって、ソリューションを先に考える人がたくさんいるけど、それって油田を見つける前に掘削機器のレンタルを開始するようなものだと思っている。そういうアクションはまず油田を見つけてからにするのが妥当だろう。補足ディープテック系の新規事業だと、①それ自体に挑むような事業もある。例えば「常温核融合」へのチャレンジなどは未解決のまま放置されている課題解決のコストを下げるようなもので①自体を変えようとするものだ。だが、そうしたチャレンジはトップダウンの新規事業かスタートアップの領域であり、ボトムアップで取り組む企業内新規事業のターゲットとはなりにくい。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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