「万博まで500日」

　万博開催の工事費が当初から1.9倍に膨らんで、2350億円になったと報じられていた。　しかし、国会で問題になったのは、さらに工事費が膨らむことだ。日本館建設で360億円、途上国支援で240億円、警備費199億円、機運醸成38億円、計837億円が加わるという。私たちの認識では、膨らんだ工事費2350億円の中に日本館建設や警備費が含まれていると思っていたが、全くの別枠であることが判った。さらに日本館の建設費360億円の中には、万博終了後、その建物を解体する費用も含まれていると言うことだ。要は仮設建築に莫大な費用を費やすと言うことだ。　万博会場である夢洲には電気や上下水道などのインフラは全く存在せず、これから設置工事をしなければならないのだ。地下鉄も延伸するという。高速道路建設もされている。それまで入れると総額は1兆円を軽く超えるという話でもあるのだ。　万博が終われば、何千億も掛けた建物が全て解体されるのだ。残るのは、上下水道、電気、地下鉄などのインフラだけ。万博会場に隣接してカジノを含むIRが平行して建設されようとしている。　とすれば、まさにこのカジノ建設の露払いとして万博を言い出したのではないだろうか、と勘ぐってしまいたくなる。　　当時の大阪維新の会の中心メンバーだった橋下氏と松井氏が安倍元首相と密談の中で成立した計画だと言われているが、これだけの税金を投入して、結局カジノが残るだ

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