投機資本主義の特徴と経済対策

投機資本主義の特徴と経済対策   　私たちは、すでに新しい超資本主義ともいえる段階に入っています。もはや従来型の資本主義と同様だと錯覚してしまうと、産業構造の把握も経済対策も完全にくるってしまう。そうした段階に来てしまっています。    それらの特徴は、経済指標からも理解できます。その第一は、一般民衆が収入の５０%以上を消費に回している社会です。第二に、その５０%以上が選択的消費(個人が自由に選んで使う消費)に充てている社会です。この選択的消費は、生活していくうえでは必ず必要とする基礎的消費、すなわち電気、ガス、水道代などの光熱費など、あるいは食費、被服費、通信費や家賃などの住居費などが考えられます。    これに対して選択的消費は、贅沢品や嗜好品、あるいは余暇を楽しむための支出、趣味のための支出といった対象消費をさしています。これが選択的消費の占める割合が、全消費の内で５０％を超えている。これが消費資本主義の社会段階の定義だと考られています。ですから、税制対策も、景気対策もこのことを踏まえた内容でない限り、景気回復には反映してはいかなことになります。続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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