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現代日本の経済的衰退に関する弁証法的考察

今の日本の経済的衰退の一因として言えることは、能力の高い者がトップに立ちリーダーシップを発揮出来ている環境にないという点である。まず、公務員や教員、大手企業などいわゆる従来の年功序列型の雇用形態を未だに色濃く残している組織は、結局のところ高い役職にまで上り詰めるために専門的能力以外の、いわゆるゴマスリや上司に可愛がられる能力がこの国ではものを言う。ジョブ型ではなくメンバーシップ型の雇用形態は、一億総中流化を目指した高度経済成長期には功を奏したのかもしれないが、組織が硬直化し閉塞化すると、結局のところ後継者は専門性よりも上司との感情的親和性や感情で決まる部分が大きい。日本のみならず、スペインやイタリアなど会社組織に家族的絆を求める国々はみな似たような特徴を持ち、そして似たように経済的衰退に陥っている。翻ってベンチャー企業やスタートアップのような会社は、そうした忖度や派閥無しに能力によって人材が配置されているかといえば、決してそうとは言えない。というより、社長がそもそも高い能力、専門性、見識を備えていない場合が多い。ベンチャー企業の合言葉としてよく見られるのは、「楽しいを仕事に」「好きなことをして稼ぐ」と言ったものであり、いわゆる公務員的あるいは大企業的な「苦痛に耐えて高い給与を得る」という一昔前の価値観に対して真っ向から否定するアンチテーゼのようなスローガンである。そして、まさに現代

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