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経済と生活

日本の経済が30年以上も落ち込んでいる中で、心の豊かさを重要な価値とする人が増えてきている。そんな印象があります。そして、こうした傾向は今後もより強くなってきて、社会の表面にあらわれてくると思われます。というのは、これまでの社会のしくみとそれを支えてきた価値観が大きく揺るがされる中で、人々が生活というものを見つめなおしつつあるからです。ただ、はっきり言うと、そうした方向を向いている考え方に対して、個人的には違和感を覚えています。彼らは、「経済ではなく生活を大切にすべき」、「経済成長をやめて内面を見つめ直すべき」と考えるからです。つまり、経済と生活とを二項対立ととらえており、「心の豊かさを追い求めることは、経済システムの否定に繋がる」、と考えているからです。そうした考えの背景には、経済というものに対する誤解があると思います。たとえば、「原発がなければ経済は立ち行かない」とか、「消費税を上げなければ財政が破綻する」とか、「給与を下げなければ国際競争で勝てない」と言う人はたくさんいます。そうした考え方に対する反動として、「経済ではなく生活を大切にすべき」という考え方が広まっています。しかし、そのどちらも生活と経済を対立的に考えている時点で、経済と生活の関係をわかっておらず、それゆえ経済について知らないのです。まず、そのような反経済主義は、経済至上主義に対して、構造的に劣っています。たとえ

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