PRとマーケティング。Z世代、α世代へのアプローチから考える
パブリックリレーションズ(PR)の本質を多面的な視点から考察する本連載。今回は「マーケティングとPR」についてお話しします。
といっても、これを一からひもとくことは、領域が広過ぎてブリタニカ百科事典もかくやというボリュームになってしまいます。
そこで本稿では、今、近い将来に消費をけん引する層としてマーケティングにおいても注目されている「Z世代」「α世代」に焦点を当てながら、「モノを売る」という目的においてPRが果たす役割について考えていきたいと思います。そこに、マーケティングとPRの普遍的な関わりを見いだすことができるでしょう。
本稿は、電通PRコンサルティングの高須満理子が担当します。
<目次>
▼エモくてチルい?Z世代の価値観と消費行動
▼“レトロ”に新鮮味。“古着”に社会的意義。Z世代マーケティングの鍵とは?
▼コミュニティの細分化でPRも変化する?
▼Z世代に続く、「α世代」にPRはどう向き合う?
▼マーケティングとPR――変わるミライ/変わらぬミライ
エモくてチルい?Z世代の価値観と消費行動
「Z世代」は、1990年代の半ばから2010年代の初頭に生まれた世代のことです。生まれたときからすでにインター
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