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読書メモ「マネージャーの最も大切な仕事」

 読後に何か行動を起こそうと思う本は良い本だ。この本はそういう本だった。 よく目にするビジネス本では、明確な目標とか、メンバーを管理することがマネージャーとして重要な役割であると解かれることが多いが、それよりも、メンバーの「インナーワークライフ」をポジティブにすることが最も大切な仕事であると説く。「インナーワークライフ」とは、要するに「仕事に関する心情」とでもいうものだと僕は理解した。  メンバーのインナーワークライフが良好であれば、仕事の成果は高まり、イノベーションも起きやすくなるが、そうでないと、業績の悪化につながる。そして、インナーワークライフの良いメンバーは、人生全体の満足度も高まり、さらにマネージャー自身のインナーワークライフも良くなるという。 良い気分で仕事をすれば良い結果になる、という、至極当たり前に感じていることを、幅広い調査と分析により論理的に導いたところが、この本のすごいところである。 巻末の付録には、調査の手法とその結果の概要が記載されており、これが科学的な論であることの矜持を感じる。 惜しいのは、日本語訳がこなれていないところ。インナーワークライフとか、触媒ファクター、栄養ファクターなんて、その言葉自体から意味を掴みにくい。「栄養ファクター」という言葉から、これが、「人間関係を良好にする要素」だとは分かりにくい。ただ、そうした引っ掛かりがあるからこそ、流し読

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