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キレイゴトを、チームの力で変えていく 

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「オリジナリティ」を持つ“元気な会社”のヒミツを、電通「カンパニーデザイン」チームが探りにゆく本連載。第30回は、鹿児島を拠点に“地球にコミットする循環商社”ECOMMIT(エコミット)を紹介します。2007年に、弱冠22歳で起業した川野輝之社長が目指していることとは?その本質に迫りました。

「この事業を立ち上げるきっかけは、『使命感』というよりも、『憤り』にあったような気がします。怖さはなかったですね」と、インタビューの冒頭、川野社長は口火を切った。弱冠22歳で新規事業を立ち上げることに怖さはありませんでしたか?という、僕の質問に対してだ。なるほど。使命感によるプレッシャーに押しつぶされることはよくあるが、憤りに押しつぶされるという話はそうそう聞かない。高校卒業と同時に就職した中古機器の輸出企業での経験が、今に生きているのだという。「最初に驚いたのは、ボロボロの家電などがぴっかぴかによみがえること。と同時に、あれあれこの業界、なんだかおかしいぞ、ということにも驚かされました」

金銭欲や出世欲というものは、案外モロいものだ。ふとしたことで、心がぽきっと折れてしまう危険性を常にはらんでいる。一方で、憤りは健全だ。健全であるがゆえに、さまざまな障壁に行く手を遮られることもある。この事業は、まだまだ道半ばだ、と川野社

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