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1590 『GE・巨人の復活』

○1590 『GE・巨人の復活-シリコンバレー式「デジタル製造業」への挑戦』 >中田敦/日経BP(2017.08.05)GEの変革を描いた力作。GEと日本の電機メーカーでは収益率が倍半分違うが、本書を読むとそれにも納得できる。米国でトップクラスの大企業にも関わらず、その「変革のスピード」には目を見張るものがある。もともと製造業にはスマイルカーブと呼ばれる収益モデルがあり、素材に近いほど、またアフターサービスに近いほど儲かるが、ちょうど製造工程の中間あたりの「組み立て」の工程では利益が出にくいというのが通説である。従来は、垂直統合が主流だったが、昨今はスマイルカーブのそれぞれの機能が細分化され、水平分業になっている形態が多い。日本の電機メーカーは、ともすれば組み立て屋になってしまい、アフターサービスなどでもうまく稼げていない状況ではなかろうか。かといって、鴻海のように組み立て専業にも徹しきれておらず、収益率が低下している。GEでは、アフターサービスだけでなく、通常のオペレーションにまで入り込み、継続的な収益を確保するモデルを築き上げている。製品を売るだけならば、その販売時点でしか利益は生まれないが、オペレーションに入り込めば、顧客がそのオペレーションを続ける限り、継続的な収益が見込めるのである。その代表例が航空エンジンのデータ分析であり、それによる燃費効率を向上させるフライトモデルの

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