半導体工場ってIT業界ですっけ？

ここのところあった出来事を記録しておく意味で、今日は書いておこうと思います。いま道内経済は「Rapidus」の工場建設のことでなかなか賑わっているようです。道庁は言うに及ばす、経産省系をはじめいくつかの在地省庁横断的に駆け回ってらっしゃるようです。このお話が「IT業界」のお話として語られることも多いのですが、もちろん業界としては「苦笑い」なのです。この件は、かなり「建築」的な分野のお話ですし、雇用・人材の面でも「IT人材」とは異なる分野の事案です。ですが、前述組織のそこそこ偉い肩書をお持ちの方々が「当該工場ができることで当地のIT分野の発展に期待」といったことを仰るので、個人的にはまあまあ困惑します。半導体工場、といえば熊本を思い浮かべますし、隣接領域としては山形などの「組み立て工場」のことを思い起こします。そうしたところでの立地経済への波及効果というものをもうちょっと調べないといけないですね。前述の通り、「半導体製造」工場の立地に多くの行政資源を割いているなぁという印象を持っています。たしかにここ一番、がんばりどころなのかもしれません。今後の世界で半導体工場があることの重要性は疑う余地がないのですが、それがリッチ経済にとってどういうメリットになるのか、地元ではちょっとふんわりしているのではないかなと危惧します。行政力資源は有限でしょうから、どこかに行政資源を割けばどこかにしわ寄せ

リンク元