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日銀の金融政策変更に対する市場の反応はちょっと変ですね②

 日銀は1月17日、18日の金融政策決定会合で大規模な金緩和の継続を決定しました。決定会合の直前には長期金利の変動幅の上限0.5%前後はりついて催促相場のようになりました。昨年12月の会合ではサプライズがあったので市場は2匹目のドジョウを期待したようです。このYCCに関しては私の12月30日付の同表題で書きましたが、現状のYCCの手法は基本的に「市場介入」(相場操縦)であるため、催促相場には応じないし、フォワードガイダンス的な発表もないのが基本的路線です。ですから今回も催促相場のある中での政策変更はあり得なかったと思います。では3月の決定会合ではどうなるのでしょうか。1月19日付の日経新聞でも、今回共通資金担保オペの拡充等は異次元緩和の「延命」で「黒田総裁の任期中には政策を動かさないことを示すことになる」とのコメントが引用されているように、黒田総裁の任期中には政策変更がないとの観測が(現時点でも)市場のコンセンサスになっているようです。 しかし本質的にこの政策は市場を裏切ることが前提となっており、3月の政策決定会合前に空売りの催促相場にならなければ、逆に何かあるかもしれません。現在日銀の市場運営で一番難しいのは上下0.5%の変動幅を開示して、「市場介入」をしていることです。大規模金融緩和は継続し、YCCは継続するものの、ターゲット金利は明示しないといった変更はありえないでしょうか。

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