以前、別の記事で三様監査のことを書いたので、今日は少し詳しくその話。公認会計士(監査法人)が企業を相手に行う監査には、主に財務諸表監査と内部統制監査の2種類がある。財務諸表監査は決算書が財務諸表利用者の判断を誤らせない程度に適正であるかどうかについて意見表明するのが目的。内部統制監査は、経営者の実施する内部統制評価が適正に行われているかどうかについて意見表明するのが目的。監査役は取締役の職務執行の適正性を監査するのが役割で、会計監査も業務監査も包含しているけど、会計監査については会計監査人(公認会計士、監査法人)がいる場合はその結果に依拠することも可能。会計監査人の監査が十分かどうかは自分で判断して、不十分と判断すれば自分で実施する立て付け。実際にそんなことした監査役の話は寡聞にして知らないけど。内部監査は経営者の指揮命令下で、業務監査や内部統制の経営者評価を行う。経営者が意図したとおりに組織が動いているか、不正やコンプライアンス違反、内部統制の形骸化が起こっていないか、資産がきちんと保全されているか等々経営者の問題意識によっても多種多様なテーマ、切り口で比較的柔軟に監査を実施できる。逆に、内部統制評価を別にすれば、何もしなくても済んでしまうので、経営者の意識次第で監査部の重要性は大きく変わる。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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三様監査
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