給料の上昇はインフレーションを招くという間違った神話
The UK(イギリス、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの連合4か国)では、大きなインフレーションが起こっています。一時期は、11パーセントを超えました。私はロンドンに20年以上住んでいますが、Daily Products(乳製品:牛乳やバター、クリーム等)は2倍近くにあがり、小麦粉等も値上がりしています。ガソリン代の値上がりは少し収まりましたが、電気・ガス代の高騰は非常に大きく、病院(NHS)で働く人々、鉄道業界で働く人々、Royal Mail(郵便)業界で働く人々、空港で働く人々(Baggage Handler/荷物を扱う人々)など、さまざまな業界でストライキが起こっています。これは、Advent Calendar(アドヴェント・カレンダー/クリスマスまでのカレンダーで多くの場合は、一日ごとに窓がついていて、開くとお菓子がでてくる)に例えられ、1月の上旬まで、さまざまなストライキが毎日のように行われることが予告されています。なぜなら、インフレーションと照らし合わせると、彼らの給料は実質、大きく下がっているからです。また、働く条件(福利厚生や働く時間、休暇、安全性に関する規則等)はどんどん悪くなっていることも大きな原因です。看護師さんたちでさえ、普通に働いているだけでは、家族の食費と電気・ガス代が賄えず、多くの残業をしたり、暖房をつけるか、食事をぬくか、或いはFood
コメント