「数理の目レトロスペクティブ」は、『月刊 年金時代』(社会保険研究所発行)に掲載された「数理の目」(坂本純一著)に、必要に応じて加筆・修正を加え、著者自身が今の視点でコメントを加えた企画です。 (年金時代編集部) 前回(#14)は厚生年金の財政方式が積立方式、すなわち平準保険料方式で出発したことに触れたが、今回はその後の変遷をたどってみることにしよう。 昭和29年の改正で、厚生省(当時)は平準保険料率を法律に規定することを提案したが、労使の強い反対に遭った。そこで段階的に保険料率を引き上げる計画を作ったうえでこの計画を法律に規定することを提案したが、これも反対されたため、その打開策として当面はこれまでの保険料率を据え置くが、少なくとも5年に一度、保険料率を見直す、とする財政再計算規定が厚生年金保険法に盛り込まれたのである。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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#15 厚生年金の財政方式の変遷
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